ChargeSPOTを借りてみた話

ご挨拶

寒中お見舞い申し上げます。

昨年 (2021年) 末は久々に開催されたコミックマーケットに参加いたしまして、サークル・ゆうや鉄道に委託という形で見本誌という名のゴミをコミケット準備会に押し付けたわけでございますが、極道印刷と委託先サークルの "おしながき" に載せられなかったこともあり、頒布数が0という快挙を成し遂げました(は?)。ちなみに提出見本誌と、卓上に載せる見本とあわせて印刷数は3部です(は???)

Galaxy Note8の充電電圧と電流との特性を学生実験が如き駄文で、在籍していたバカファック大の実験レポートであれば再提出を命じられそうな形態で長々と書き綴ったわけでございますが、正直なところパンピーの皆様としてはそんなどうでもいい実験データよりも、結果そのものが見たいはず。

Galaxy Note8の充電電圧に対する電流の特性

結論といたしましては、USB PDのネゴシエーションに成功していても電流を引いた時に電圧が下がり過ぎると弱い充電器と判断して電流を引き過ぎないようにするため、最高速で充電し続けるにはRPとして10kΩを採用して3A給電能力があるとする場合は4.9V以上、RPとして56kΩを採用してUSB BCの給電能力があるとする場合は4.85V以上、画面をつけっぱなしで充電する場合は4.75V以上の電圧がGalaxy Note8のUSB Type-C端子にかかってなければならないという物であります。

ChargeSPOTを借りた

さてここまでが前座のGalaxy Note8の充電特性の話で、ここからがChargeSPOTを借りた話。

前述のように年末はコミックマーケット99Aに参加していたこともあり、年始の買い物・初売りの冷やかしに出かけた結果、持っているモバイルバッテリの残量を全て食いつぶした上にGalaxy Note8本体のバッテリもカラになるという事態が発生してしまったわけです。

都合よく(?)2021/12/03 - 2022/01/09であればChargeSPOTがauかんたん決済であれば1円で借りられるということもあり、借りてみることといたしました。結論から言うと、悪いサービスじゃないけどあまり使いたくないね、という物。

ChargeSPOT V4 with SIAA 表

ChargeSPOT V4 with SIAA 裏

V3の外観に関してはかえざくらのレビューでも見てもらうとして、借りられたのはV4と呼ばれるタイプでもSIAA抗ウィルス加工のロゴが入った最新のもののようで、無負荷時に5.1V, 負荷をかけた時であっても5V弱の電圧をUSB Type-C端子にかけられるため、画面さえ消していればGalaxy Note8くんは1.75Aも吸ってくれてUSB BC扱いでは最高速を叩き出してくれました。定価だと165円の枠で利用可能な25分 (実際は30分です) で3.6Whも食わせられる。スゴイ!

www.kaesakura.com

問題はここ、バッテリに内蔵されたUSBケーブルでして、5×4mmの角形で張力強めの代物。プレスリリースに掲載された写真のようにロゴを上にして端末を重ねると、端末内部でコネクタがもげそうで怖い。

0部配布の怪文書 "Galaxy Note8快速充電法" を読んでいただいた方ならご存じの、(株)アットキューが販売する超急速PD充電対応Type-C延長ケーブル AT-PDCASTCEX01 (JAN:4560452321901) などを百均のセリアで購 (あがな) ってくればコネクタがもげそうだとか言わずに充電できるんでしょうけれども、このD+/D-をオス端子側で短絡処理しつつもCC線は素通ししているイカモノコンドームケーブルは抵抗がそれなりに大きく、無為にスマートフォンを眺めていようが有意義に画面を消して寝ていようが、充電速度が変わらなさそうです。自前のUSBケーブルを使わせてくれ。

atq.amebaownd.com

おわりに

気がついたらロッカーのサイズが大きくなって、各種ファブレットがまともに充電できるようになったヨドバシカメラの30分100円充電ロッカーですが、結局 (ChargeSPOTと) どっちの方が都合よく充電できるんでしょうね?

ChargeSPOTにはUSB PDに対応しないまでもバッテリに内蔵した昇圧回路の容量を上げていただき、Type-C端子に詰めたRPは3Aの給電能力を示す10kΩに、Lightning端子のD+/D-端子に繋がる電位は2.4Aを示す2.7V/2.7Vにしていただきたいなあ、と思いつつ筆を置かせていただきます。